PMP新試験ではウォーターフォール型からアジャイル型へ大きく内容が変更になっています。
そのため、ソフトウエア開発の現場など、アジャイル構築に普段から慣れ親しんでいない人はアジャイルの文化になれるところから勉強をスタートする必要があります。
本記事では2024年のPMP新試験合格に向けた勉強方法とおすすめの参考書をお伝えします。
PMP新試験合格のための勉強法
普段の業務でアジャイル構築を経験されている方でも、
PMP試験を受験する際はアジャイルの基礎を復習しなおす必要があります。
理由としては、PMP試験では出題される試験内容はPMI本部が提唱するアジャイル構築に沿った理解が必要なためです。
順番にその理由と勉強方法をお伝えします。
PMI本部が推奨するアジャイル構築とは何かを知る
PMIが定めるアジャイル開発は、以下URLの”アジャイルソフトウェア開発宣言”に理念が記載されています。
リンク先は素人が作成したようなホームページですが、これはPMIが公式に記載している開発理念です。
太字で記載されている以下4つの基本理念はとても重要です。
試験でもこの理念については触れている問題が出題されています。
上記4つに共通している内容はウォーターフォール型で重要しされていた、
要件定義~構築~運用といった一連の計画に沿った構築ではなく、
ミニマムなアウトプットを積み上げ、
顧客の要求を満たすアウトプットを生成するアジャイル型の要点です。
PMBOKについて
真っ先に思いつくのはPMBOKの読み込みになるかと思いますがこれは非効率です。
ですが、手元においておくと調べものをしたり、
自分が苦手や項目を重点的に理解することには便利です。
PMBOK 7版の日本語版はPMIの日本支部の会員になると最新のPMBOKの日本語版をダウンロードできます。
会員になるための年会費を払うので、英語版であればamazonで購入可能です。
PMPの試験は日本語で受験可能ですが、日本語訳が微妙なものがあるので、
英語が得意な人は英語版の購入もありです。
日本語版は楽天から購入かのうですが値段が英語版に比べて4倍程度と高額です。
アジャイル実務ガイド
PMP新試験を受験するのに必須のテキストがこのアジャイル実務ガイドです。
PMBOKではアジャイルという言葉が当たり前にでてきます。
逆にいうとアジャイルの概念については触れていないのです。
PMIが考えるアジャイルとはをまとめているのがこのアジャイル実務ガイドです。
こちらのテキストがあれば、アジャイルの実務経験がない方でも理解することが可能です。
おすすめの参考書
アジャイルの新試験がリリースされておおよそ1年が経ちますが、
7版に対応した参考書がようやくリリースされてきました。
結論としては、以下2冊の参考書のうちどちらかを1冊購入すれば問題ありません。
どちらも6版で高い評価を受けている出版元からの発売されているPMP7版対応の参考書になります。
1点注意事項としては、PMPの参考書を書店で購入するには、大規模な書店に行くことをおすすめします。
駅ナカなどの書店では間違いなく取り扱いがないので、立ち読みしてから購入する場合は注意が必要です。
PM教科書 PMP完全攻略テキスト PMBOKガイド第7版対応
PMP®試験合格虎の巻 新試験対応
35時間のPDU取得について
PMP試験を受験するには、PMIから認定されている35時間の研修を受講する必要があります。
この35時間の研修の費用はおおよそ5万円程度です。
私はこちらのBizLearn社のPDU取得シリーズで第7版に対応した35時間の研修を受講しました。
PMBOKを購入することは必須ではありませんが、手元にあると研修の消化不良を防ぐことができます。
Puchimana
オンラインの問題集です。
私が一番お世話になったサイトです。
PMP旧課程と新試験の問題が1000問以上掲載されてます。
月額500円程度で解説も必要最低限の内容で掲載されています。
効率の良い勉強法について
テキスト・35時間の研修・オンライン問題集の3本立てでお伝えしましたが、
この中でPDCAを回していきます。
まず着手すべきは、オンライン問題集です。
アジャイルが分からなくても、解説を最初に目を通してとにかく問題に触れてください。
正答率を気にするのは3週目くらいからで問題なしです。
そして、解説を見てわからない点があればアジャイル実務ガイドとPMBOKを読みこんでいきます。
35時間の研修は理想はオンライン問題集を2週したタイミングです。
なぜかというと、35時間の研修カリキュラムの多くが平日5日連続受講が多く、
講師の説明を復習する時間がないからです。
ある程度アジャイルについて、大枠をつかめた状態で臨めると35時間の研修を無駄にせずにすみます。
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