PMP 2022年新試験移行に伴う現状と試験対策について

プロジェクト PMP

2021年1月2日に新試験へ切り替わったPMPの新試験内容と自身の勉強法について記載します。
簡単にですが、私のバックグラウンドを記載しておきます。

この記事を書いた人

予測型(ウォーターフォール型)の大型プロジェクトのPM経験のあるエンジニア
アジャイルの業務経験はまったくの0からPMP合格
2021年に旧試験の研修を受講し新試験を受験し不合格(Below Target)
2022年 1月に再チャレンジし合格(Above Target)

私のPMP取得までの経緯踏まえ、これから新試験を受験される方への参考になれば幸いです。

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新試験でのPMP合格までの道のり

2021年の3月に新試験を受験し、結果は不合格でした。
その時の状況は、2020年の10月頃に旧試験の35時間(35PDU)の研修を受講し、
翌年の3月に新試験を受験しました。

当時のPMIの新試験への延命措置として旧課程の研修を受講していれば、新試験への申し込みが可能でした。
12月の研修終了から50時間程度の自主学習を行い試験に臨みましたが、
問題文を見て唖然としました。

アジャイル?スクラム?

問題分がそもそも理解できず、半分程度は勘で埋めて試験を終了しました。
結果は案の定の不合格。。
以下スコアです。
BelowTargetで位置からするとあと2歩、3歩くらいでしょうか。


いくら延命措置で旧課程を受講していれば、
新試験を受けれるとはいいつつも、
この時自分と同じ状況で試験に合格した人ってどれくらいの人がいたのでしょうか…
それからは業務も多忙になり、アジャイルの業務経験もないしもう無理だなと諦めて放置してました。

会社の研修予算でまた、PMP受験の費用をいただけることになり、
プレッシャーを感じつつもで再受験を決意。

新試験の実情を説明し、新試験の過程に対応した35時間の研修からの再スタートになりました。
会社名は伏せますが、某有名企業の研修を受け唖然としました。
アジャイルのワードがまったく出てこない。
これは旧試験の内容だ。。。
そこからもう自分で調べるしかないということになり、新試験に関する情報収取を始めました。
結果はAboveTargetで無事リベンジ成功となりました。

どうやってアジャイル経験0の私が、Above Targetの比較的高スコアで合格できたかをお伝えします。

新試験に向けた情報収集

結論として新試験にフォーカスされたテキスト、良い模擬試験には巡りあえませんでした。
6版の旧試験まで王道だった、PMP試験 合格虎の巻も新試験対策が出版されているようですが、評判はあまりよくなさそうです。

とにかくアジャイルの知識が0だったので、
数多く問題を解くしかないと思いいろいろと問題集を探しましたが、
選択肢がほんとうに少なかったです。
私は記載している、オンライン問題集と模擬試験+ぷちまなのを契約しました。
金額でいうと合わせて1万5千円くらいだったと思います。
ちなみにこの2つの問題を作成している会社は同じです。。。。

オンライン問題集と模擬試験ではアジャイルにフォーカスした問題が500問程度収録されており、試験には直結しないものの、アジャイルの知識を習得するには大変役に立ちました。
ぷちまなは、旧試験の内容7割、アジャイル3割といった印象で、問題なれの意味もこめてガンガンといていきました。
アジャイル実務ガイドについては別記事で触れたいと思います。

新試験の勉強方法

勉強方法に関しては以下ステップで進めました。
基本的には問題集の解説を通して、アジャイルについて勉強。
その内容をMindNodeにまとめ、項目の結びつきを意識しながら整理していきました。

オンライン問題集+アジャイル実務ガイド

  1.  オンライン問題集 / 1週目  :解説を中心にアジャイルに触れる
  2.  アジャイル実務ガイド / 1週目:PMIが考えるアジャイルとはを理解していく
  3.  オンライン問題集 / 2週目  :問題を解きながらMindNodeに知識を整理していく
  4.  アジャイル実務ガイド / 2週目:MindNodeに要点を記載していく
  5.  2~4を繰り返し3週目終了

ぷちまな

  1.  1週目 :予測型、アジャイル問わず問題を解き進めMindNodeに整理
  2.  2週目 :上記に同じ

オンライン問題集とぷちまなは同じ会社が作成しているので、2割程度はオンライン問題集と同じ問題が掲載されている印象でした。
オンライン問題集とアジャイル実務ガイドを3週して、理解がある程度身についていればぷちまな1週目は6割程度の正解率になるはずです。
この時点では、予測型のプロセス知識の理解度が皆無なので、全体の正解率8割5分くらいを目指し、アジャイルと予測型の問題を解き進めMindNodeに整理していきます。

YouTubeやWebを参考にしてアジャイルの考えに触れる

アジャイル経験のない人はここまで問題を解き進んでも、
アジャイルについて自分の言葉で語れるようにはなっていないと思います。

YouTubeでアジャイル PMPなどと検索して、アジャイル構築経験がある人のアジャイルの捉え方を吸収していきます。
プロダクトバックログ=ToDoリストという捉え方はテキストや問題集を読んでも身につかないイメージだと思います。
ここは理解ができない項目を調べて息抜き程度に5,6本の動画をみていました。

PMIイズムを習得する

このPMIイズムの習得こそが、新試験攻略のキーポイントです。
PMPを合格するためには、問題を多く解いた方がよいというブログはよくみます。
その理由は、問題を解いていく過程でPMIイズムが身についていくからです。


問題集をある程度解いていけば、試験の際も7割程度は2択までは絞り込めると思います。
その2択で悩んだ際に回答の指針となるのがPMIイズムです。
PMIイズムが何かというと、PMIが定めている、倫理・職務規定です。
これはインターネットから閲覧することが可能で、項目の内容の理解は必須です。

難しいことは書いておらず、ざっくりとまとめると、
状況を自分で整理しアクション検討する。その際は誠実な対応をするです。
あとは、差別をしないなど、一般常識として当たり前の内容です。

PMI倫理・職務規定
https://www.pmi-japan.org/branch_office/pmi_guide.php

この記事を書いた人
Bon

エンジニアの30代前半の社会人
プロジェクトマネジメントやメンバとして構築対応をしています。
PMP取得をきっかけにWordpressを開設
月間1万Viewを目指して奮闘中

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コメント

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